お茶席の冒険

幕張新都心に有料の日本庭園がある。「見浜園」１００円



ビル群の中のこじんまりした日本庭園。軽く散歩して気分をリフレッシュするにはいい感じ。あまり人も来ない。池もあって運がよけりゃカワセミが飛んできそうだ。




抹茶（菓子付き）４００円

「ツーさん、お茶しよう。」

「すみません、お茶の飲み方を教えてもらえませんか？」

「ご自分のお好きなように飲んでいいんですよ。」

（ふん、うそつき！）

「お茶をやっている人はみなさん、そうおっしゃいますがただの社交辞令だということは知っています。形よく飲めば流石って思うでしょ。彼女はベトナム人なので簡単に飲み方を教えてやってくださいな。」

「あら、まあ、そうですか。じゃあ茶碗はこう持って少し右にまわして抹茶を飲んで口をつけたところを懐紙で・・・」




なるほどまわすのは１回でいいのか。

「お茶には裏だ表だってあるんでしょ？」

「ええ、ええ、私は裏表のない女ですから武者小路千家で習っておりました。」

武者小路千家？
なんだか高級そうな流派だな。




ツーさんもそれなりにさまになっている。

「ねえビゴさん、ワタシ今日誕生日よ。いい思い出になった。」

「えーっ、ホントかい。そりゃおめでとう。ツーさん何歳になったんだ？　へー、そんなになるんだ、びっくりだな。」



　
　　けっこうなお点前でございました。