宮内庁に毎日、那須の御料牧場から運ばれてくる牛乳。
地下の食堂の牛乳自動販売機で売っている。さりげない自動販売機だから、うっかりすると見過ごしてしまうから気をつけよう。
運がよければその日のビン牛乳を飲むことができる。この前宮内庁に行ったときは午前中だったのでまだ那須からの便が着いてなかったので飲めなかった。
「お、きょうは牛乳があるぞ、売り切れ寸前だ。サマンサ、これが天皇陛下の牛乳だよ、心していただくのじゃ。」
「ただのビン牛乳じゃん、 え!60円・・・、安い!」
今日はこの牛乳を飲むために宮内庁に潜入したんだから目標達成だ。
「おいしい・・・、ほんとにおいしい。ねえ、こんど来たときいっぱい買って帰りましょ。ダーリン、来週も宮内庁に来るんでしょ?アダムとタバサにおみやげよ。近所にも配らなきゃ。60円、60円。」
ビン牛乳かかえて検問を突破できないよ。ビンも返さないといけないし・・・。今日は自分たちの分だけ買って車で飲もう。売店で煎餅買って帰りましょ。
「今日は外に人が多いわね、あの人たちは何してるの?」
「清掃奉仕の人たちだよ、わざわざ応募して掃除しにくる物好きだよ。運がよけりゃ天皇陛下が散歩に出てきてゴクロウサマって言ってくれるのさ。宮内庁のうしろが新宮殿だから。」
「ぐわっ!サマンサ、そっち行ったらダメだよ、捕まるぜ。」
2 件のコメント:
濃くて美味しそうな牛乳…。
宮内庁に行く機会なんてありそうもないし…。
あ、そうか 本元の那須牧場に行けば飲めるかも。
思い出しました、ずうっと遥か昔、小岩井農場で飲んだ美味しい牛乳。ゴックン!
宮内庁の新浜鴨場(皇太子さまと雅子さまがデートしたところ)で3月まで仕事をします。兵庫県の田舎に住んでいた頃は宮内庁の仕事をするなんて考えてもいませんでした。
コメントを投稿