2011年4月9日土曜日

新学期始まる



ベトナムに帰っていたリンさんが日本に戻ってきた。親の反対もあるが、学校があるしまだ関東は大丈夫そうだし。
でも西船橋のアパートを引越しして新松戸の友達と住むことにしたと言う。
「おとうさん、荷物運んでね。これ友達のマイさんだよ。いっしょに住むの。」

「リン、彼氏のフンさんはどうしたんだ?」



「がうっ!別れた、うーー、がうっ!」(フンはすぐ切れるからうまくいかないってリンさんも自分で言ってたじゃないか。すぐ包丁を振り回すやつは駄目だよ。)

マイさんは日本に来て2年、コンピューターの勉強をしている。ベトナム北部のNGHE AN ゲアン出身。
モンチッチをフランス人形にしたような可愛い女の子。

「マイさんはいくつですか?」

「いくつに見えますか?」 (これに答えるのはやっかいだ)

「えーっと、19歳かな」

「まさか!リンさんと同じですよ」(そうだな、19歳は言い過ぎた、でもリンの年も忘れたよ)

「えーっと、25歳」

「違います!24歳です!」(ほらね、怒られた・・・)

新松戸まで電車は近いけど車は遠い。
「リン、松戸に引越ししたら会えないじゃないか。」

「大丈夫だよ、アルバイトも今まで通り西船だし、近いよ」

引越しが終わり、リンが牛肉のフォーを作ってくれた。3人で食べた。おいしかった。

「マイさんはバイトしてるの?」

「はい、西船橋のお酒の店でホールの仕事です。何にしますか?ってやってます」




週に4日ほどアルバイト。学校があるので不定期。
じゃ、励ましに行ってやらないといかんな。マイさんが西船で居酒屋でバイトをしていることを、マイミクのにいぬま君が知ったらすっ飛んで来るだろうな。内緒にしなきゃ。

フォーを食べながらベトナムのエンさんに電話した。
産まれたそうだ。女の子だ。
おめでとう、よかった。

「パパ、大変だったんだよ。ふたりとも元気だよ。赤ちゃん、見に来てね」

ワシにはとても子供を産む勇気はないな。女はすごい。

チャンさんにも電話してみた。(電話料金がこわい・・・)

「パパ、ほんとにパパ?誰に電話番号を聞いたの?あー、リンさんね。わたし、大丈夫、両親は猛反対してるけど来月日本に戻りたいよ。ベトナム退屈で面白くないの。パパに会いたいよ。」

早く日本が落ち着いてみんなでパーティしたいもんだ。

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